トップ > データや機能の追加 >
フォントの追加

  

豊富なフォントは欠かせない

ウェブ素材、チラシ・ポスター・ポップなどを制作するなら豊富なフォントが欠かせません。 商用フォント・フリーフォントを問わず、世の中にはたくさんのフォントがあふれています。

お気に入りのフォントをGIMPで使えるようにしましょう。

フォントの入手と展開

まずは、フォントを準備しましょう。 商用フォントを所有しているなら、それを準備しておきましょう。 フリーフォントを活用するなら、以下を参考にお気に入りのフリーフォントを入手してください。

では、フリーフォントの入手と展開の手順を説明します。 フリーフォントを紹介しているウェブサイト等でお気に入りのフォントを探してダウンロードしましょう。 例えば以下のウェブサイトでは、日本語が使えるフリーフォントが260種類も紹介されています。

  1. 2017年用、日本語のフリーフォント260種類のまとめ -商用サイトだけでなく紙や同人誌などの利用も明記 | コリス

ダウンロードしたフォントファイルは展開しておきましょう。

  
展開されたファイルには、文書ファイル(.txt)なども含まれていると思いますが、必要なのはフォントファイル(.ttf / .ttc. / .otf)のみです。
  

フォントの追加

続いて、フォントの追加を行いましょう。 なお、フォントの追加の操作そのものは、GIMP上では実施しません。

特定のフォルダにフォントを配置してGIMPを再起動することで、GIMP自身がそのフォントを自動的に追加します。 GIMP上では、フォントが探されるフォルダがどこかを調べる作業のみを行います。

フォントを配置すべきフォルダを調べる

では、GIMPがどのフォルダにフォントを探しに行くのかを調べましょう。

まず、GIMPの設定ウィンドウを開きます。

1. 編集(E) -> 設定(P)を実行
1. 編集(E) -> 設定(P)を実行

上図のようにプルダウンメニューの"編集(E) -> 設定(P)"を実行します。

2. GIMPの設定
2. GIMPの設定

上図のようにGIMPの設定ウィンドウが表示されます。 なお、ウィンドウの左側の一覧が設定項目の分類です。

ウィンドウの左側の一覧からフォルダー -> フォントを選択します。

3. フォント用フォルダを確認する
3. フォント用フォルダを確認する

上図のようにフォント用フォルダの一覧が表示されます。 今回の例では3行が表示されていますが、それぞれの意味は以下の通りです。

No フォルダ 説明
(1) C:\Users\<ユーザID>\
AppData\Local\
Microsoft\Windows\Fonts
自分専用のフォントでGIMP以外のソフトウェアでも使える
(2) C:\Users\<ユーザID>\
AppData\Roaming\
GIMP\2.10\fonts
自分専用のフォントでGIMPでしか使えない
(3) C:\Program Files\
GIMP 2\share\
gimp\2.0\fonts
全ユーザで使えるフォントでGIMPでしか使えない

フォントを配置する

先ほど展開したフォントファイルを、調査したフォルダに配置してください。 (1)・(2)・(3)のどのフォルダでも構いません。

なお、ダウンロードしたフォントに付属していた文書ファイル(.txt)などを配置する必要はありません。 フォントファイル(.ttf / .ttc. / .otf)のみを配置すればよいです。

GIMPを再起動する

フォントを配置したら、GIMPを再起動しましょう。

4. GIMPの再起動
4. GIMPの再起動

上図のように起動時にフォントが検索され、GIMPへの登録処理が行われます。

  

追加したフォントの利用

では、追加したフォントを使ってみましょう。

1. 文字ツールを選択
1. 文字ツールを選択

上図のようにツールボックスから文字ツールを選択します(またはキーボードのTを押します)。

次に、フォントを選択します。

2. 文字フォントボタン
2. 文字フォントボタン

上図のようにツールボックス下部のツールオプションにある文字フォントボタンを押します。 フォントの一覧が表示されますので、追加したフォントを選択します。

では文字を打ちます。 キャンバスの文字を入れる場所の左上を、マウスの左ボタン(マウスの左ボタン)でクリックし、キーボードから文字を打ち込みます。

3. フォント用フォルダを確認する
3. フォント用フォルダを確認する

上図のように追加したフォントで文字が描かれればフォントの追加は成功です。

 
メニュー