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キャンバスのスクロール

  

キャンバスをスクロールする様々な方法

知っておきたい機能 > 全般 > キャンバスのズームイン・アウトでは、キャンバスの表示のズームイン・ズームアウトを説明しました。 続いては、キャンバスのスクロールについて説明します

スクロールバーでスクロール

まずは、スクロールバーでスクロールする方法を紹介します。 一般的なソフトウェアと同じ操作方法でスクロールすることができ、特に変わったことはありません。

スクロールバーでスクロール
スクロールバーでスクロール

上図のようにキャンバスの右と下にスクロールバーが配置されており、右のスクロールバーで上下に、下のスクロールバーで左右にスクロールすることができます。

スクロールバーのツマミをドラッグするか、ツマミのない場所をクリックしてスクロールします。 正確に垂直方向または水平方向にスクロールすることができますが、利用頻度は低いでしょう

マウスのホイールの回転によるスクロール

続いて紹介するのはマウスのホイール(マウスのホイール)の回転でキャンバスをスクロールする方法です。 上下のスクロールは片手で、左右のスクロールは両手で操作します。

マウスのホイールの回転でスクロール
マウスのホイールの回転でスクロール

上図のようにマウスのホイール(マウスのホイール)の上回転・下回転でキャンバスを上下にスクロールすることができます。 SHIFTキーを押しながら操作することで左右のスクロールとなります。

つまり、正確に垂直方向または水平方向にスクロールさせることができるということです

  
ホイール付きのマウスを使用しているなら、この方法がオススメです。

マウスの中ボタンでのドラッグによるスクロール

続いては、マウスの中ボタン(マウスの中ボタン)でドラッグする方法です。 なお、中ボタンとはマウスのホイールのことです。

  
マウスのホイール(マウスのホイール)は回転させるだけでなく、マウスの中ボタン(マウスの中ボタン)として押すこともできます。
マウスの中ボタンのドラッグでスクロール
マウスの中ボタンのドラッグでスクロール

上図のようにキャンバス上でマウスの中ボタン(マウスの中ボタン)でドラッグすることでキャンバスをスクロールすることができます。

素早く操作できるため利用頻度は高くなると思いますが、正確に垂直方向・水平方向にスクロールすることはできません。 ただし、このマウスの中ボタン(マウスの中ボタン)のドラッグによるスクロールは、非常に重要です

スクロールバーやマウスのホイール(マウスのホイール)の回転を使ったスクロールには重大な制約があります。 それは、画像外領域までスクロールできないという問題です。

しかし、マウスの中ボタン(マウスの中ボタン)のドラッグでスクロールすればこの制約を受けません。 画像外領域まで、スクロールすることができます。

では実際にウィルバー君の画像を使ってマウスの中ボタンのドラッグで画像外領域までスクロールしてみましょう。 まず、ウィルバー君の画像を開きます。

1. 表示倍率100%
1. 表示倍率100%

上図のようにウィルバー君の画像を開きます。 なお、画像外領域とは、上図の緑色に薄く着色した部分です

では、キーボードの+(プラス)を5回押します

2. 表示倍率550%
2. 表示倍率550%

上図のように表示倍率が550%になり、画像の一部しか表示されなくなりました。 また、画像外領域ももちろん見えなくなりました

では、スクロールバーで上方向にスクロールしましょう。

3. スクロールバーによるスクロール
3. スクロールバーによるスクロール

上図のようにスクロールバーを上方向に移動します。 赤色の矢印はドラッグの動きを表しています

4. スクロールされたウィルバー君
4. スクロールされたウィルバー君

上図のように上限まで上方向にスクロールしても画像外領域は表示されません。 このように、スクロールバーでは、画像外領域まではスクロールできません

では次に、マウスのホイール(マウスのホイール)を上回転してください。 同様に、画像外領域まではスクロールできません。

なお、キャンバスが画像より大きくなるまでウィンドウを広げれば、画像外領域を表示できます。 しかし、ウィンドウをデスクトップ画面より大きく広げるのは現実的でないため、大きな画像ではその方法は使えません。

どんな大きな画像や拡大率でもスクロールできる方法が、マウスの中ボタン(マウスの中ボタン)のドラッグによるスクロールです。 実際にマウスの中ボタン(マウスの中ボタン)のドラッグでスクロールしてみましょう。

5. マウスによるスクロール
5. マウスによるスクロール

上図のようにマウスの中ボタン(マウスの中ボタン)で下方向にドラッグします。 赤色の矢印はドラッグの動きを表しています

6. 画像外領域が表示されたウィルバー君
6. 画像外領域が表示されたウィルバー君

上図のように画像外領域が表示されました。

キーボードのスペースキーとマウスの移動によるスクロール

キーボードのスペースキーを押しながらマウスを移動することでも、キャンバスをスクロールすることができます。 マウスの中ボタンでのドラッグによるスクロールと同じく、画像外領域までスクロールすることができます

スペースキーとマウスでスクロール
スペースキーとマウスでスクロール

上図のようにキーボードのスペースキーを押し、スペースキーは押したままマウスを動かすと、その方向にキャンバスがスクロールします。 キャンバスを左にスクロールしたければマウスを左に、下にスクロールしたければマウスを下に移動します。 マウスのボタンを押す必要はありません

  
マウスの中ボタンでのドラッグによるスクロールとは違い、両手での操作になります。

ナビゲーションプレビューによるスクロール

キャンバスの右下にあるナビゲーションプレビューボタン(ナビゲーションプレビューボタン)からでもキャンバスを画像外領域までスクロールすることができます。

ただし、ナビゲーションプレビューボタン(ナビゲーションプレビューボタン)までマウスカーソルを持っていくのに若干の時間がかかるため、少量のスクロールであればマウスの中ボタン(マウスの中ボタン)のドラッグでのスクロールの方が便利です。 しかし、スクロール量が多い場合にはナビゲーションプレビューボタン(ナビゲーションプレビューボタン)からスクロールする方が早いです。

では実際にウィルバー君の画像を使ってナビゲーションプレビューで画像をスクロールしてみましょう

1. 表示倍率550%
1. 表示倍率550%

上図のようにウィルバー君の画像を拡大表示で開きます。 では、ナビゲーションプレビューで画像外領域までスクロールしましょう。

ナビゲーションプレビューボタン(ナビゲーションプレビューボタン)にマウスカーソルを乗せます。 その状態で、マウスの左ボタン(マウスの左ボタン)を押します。

2. ナビゲーションプレビューを開く
2. ナビゲーションプレビューを開く

上図のようにナビゲーションプレビューが表示されます。 マウスの左ボタン(マウスの左ボタン)を離すとナビゲーションプレビューは消えてしまいますので押したままにしましょう。

ナビゲーションプレビューは一部が明るく、他の部分が暗くなっています。 明るい部分が現在の表示範囲を表しており、マウスのドラッグで表示範囲(明るい部分)を移動させることができます。

実際にマウスのドラッグでスクロールしてみましょう。 マウスの左ボタン(マウスの左ボタン)を押したままスクロールする方向にマウスをドラッグします。

3. ナビゲーションプレビューによるスクロールの開始
3. ナビゲーションプレビューによるスクロールの開始

上図のようにマウスを上方向にドラッグします。 赤色の矢印はドラッグの動きを表しています

4. ナビゲーションプレビューによるスクロールの完了
4. ナビゲーションプレビューによるスクロールの完了

上図のように表示範囲が移動します。 表示範囲を任意の場所に移動したらマウスの左ボタン(マウスの左ボタン)を離します。

5. 画像外領域が表示されたウィルバー君
5. 画像外領域が表示されたウィルバー君

上図のように画像外領域が表示されました。

  

キーボードを使ったスクロール

キーボード操作でもキャンバスをスクロールさせることができます。

操作 説明 画像外領域まで
スクロールできるか
CTRL + カーソルキー(↑↓←→) キャンバスの端までスクロール ×
SHIFT + カーソルキー(↑↓←→) キャンバスを半ページスクロール ×
  
描画系のツール以外では、上記の操作ではスクロールできないこともあります。
  

まとめ

スクロールバーやマウスのホイール(マウスのホイール)では、画像外領域まではスクロールできません。 大きな画像や表示倍率が高い場合などは、マウスの中ボタン(マウスの中ボタン)のドラッグでスクロールしましょう。 ただしスクロール量が大きい場合は、ナビゲーションプレビューボタン(ナビゲーションプレビューボタン)でスクロールする方が早いです。

 
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