必要な部分だけに切り抜く
取り込まれた『GIMP について』ウィンドウの画像には不要な部分が多くあります。 不要な部分を取り除き、ウィルバー君のみを残すようにしましょう。
切り抜き
では、ウィルバー君のみを残し、他の部分を取り除きます。 なお、不要部分を切り取るのではなく、必要な部分のみに切り抜きます。

上図のようにツールボックスから切り抜きツールを選択します(またはキーボードのSHIFT+Cを押します)。
次に、切り抜く範囲を囲みます。
範囲の対角線をマウスの左ボタン(
)でドラッグします。
後でいくらでも微調整できますので、今は大雑把に囲んで構いません。

上図のようにウィルバー君を囲みます。 赤色の矢印はドラッグの動きを表しています。

上図のようにドラッグした範囲が囲まれます。
では続いて、囲みを微調整します。 微調整するには、囲みに表示されている枠などを利用します。
まずは、大きさを変更する方法を説明します。

上図のように四隅に枠があります(青色で薄く着色した部分)。 この枠をドラッグすることで四隅をそれぞれ移動して大きさを変えることができます。
また、マウスカーソルを乗せないと表示されませんが、上下左右にも枠があります。 こちらは幅・高さの調整に使用するための枠です。
では、マウスカーソルを囲みの内側の上下左右の位置に乗せてみましょう。

上図のように上下左右に枠が表示されます(青色で薄く着色した部分)。 このように、マウスカーソルが乗っている場合のみ表示されます。 この枠をドラッグすることで高さ(または幅)を変えることができます。
また、囲みの中心部分をドラッグすることで、大きさは変えずに囲みを移動させることができます。

上図のように中心部分に枠のない領域があります(青色で薄く着色した部分)。 この部分をドラッグすることで大きさは変えずに囲みを移動することができます。
では、枠をドラッグして囲みの大きさを調整してください。 なお、本ウェブサイトでは幅128 x 高さ128ピクセルに切り抜くものとして解説しています。

上図のように選択中の囲みの幅と高さがウィンドウ下部のステータスバーに表示されます。 その情報を参照することで正確に範囲を選択することができます。
選択が完了したらキーボードのEnterキーを押します。

上図のように選択部分に切り抜かれます。
GIMP 3.0系からは切り抜いてもレイヤの大きさは変わらない
GIMP 3.0系からは、画像を切り抜いてもレイヤの大きさは変わらなくなりました。 GIMP 3.0系を利用している場合は、ここでレイヤの大きさを画像サイズに合わせておいてください。
プルダウンメニューの"レイヤー(L) -> レイヤーをキャンバスに合わせる(I)"を実行することで、レイヤの大きさを画像の大きさに合わせることができます。
ウィルバー君を拡大する
続いて、ウィルバー君を2倍の256 x 256ピクセルに拡大します。 現在の128 x 128ピクセルでは小さすぎて見にくいため大きくしましょう。
画像を2倍に拡大する
では、ウィルバー君を256 x 256ピクセルに拡大します。

上図のようにプルダウンメニューの"画像(I) -> 画像の拡大・縮小(S)..."を実行します。

上図のように画像の拡大・縮小ウィンドウが表示されますので、幅(W)と高さ(E)を 256 に変更します。
)がオンになっていると、縦と横の比率が維持されるように自動調整されます。
幅(W)と高さ(E)を 256 に変更したら、[拡大・縮小(S)]ボタンを押します。

上図のようにウィルバー君が拡大されます。 ただし、画像がキャンバスの中央からずれています。 また、右側のスクロールバーが移動できる状態になっています。
キャンバスの中心に表示されるようスクロールバーを移動しましょう。

上図のようにスクロールバーをドラッグします。 赤色の矢印はドラッグの動きを表しています。

上図のようにウィルバー君がキャンバスの中央に表示されます。





