本ウェブサイトでは、これまでブラシ(ブラシツールではなく筆先のこと)やパターンに関してほとんど解説していません。 デジタルペイントを行うにはブラシやパターンに関する知識が必要ですので、ここで詳しく説明しておきます。
ブラシとは、鉛筆ツール・ブラシツール・消しゴムツールなどの描画ツールで利用される筆先のことです。 GIMPには円形・星型・矩形などの様々な形状のブラシが用意されています。 また、GIMPのブラシは大きさはもちろん、縦横比や角度なども細かく設定することができます。
さらにブラシには、"動的特性" と呼ばれる機能もあります。 動的特性の機能を使うことで、入力機器(ペンタブレットやマウスなど)の筆圧や筆速に応じて筆の特性を変化させることができます。 ゆっくり筆を動かすと線が太く濃くなり、素早く筆先を走らせると線が細く薄くなる、というような効果が得られます。 つまり、本物の筆やペン・鉛筆のように振る舞わせることができるのです。
一方、パターンとは模様のことであり、塗りつぶしツール・スタンプツール・遠近スタンプツールで利用することができます。
また、"選択範囲の境界線を描画"、"パスの境界線を描画" の機能でもパターンを利用することができます。
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